家庭用品から産業装置まであらゆる分野で活躍する箕輪ヘラ絞り製品
有限会社箕輪ヘラ絞製作所

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ヘラ絞りとはreal estate


 ヘラ絞りは、世界最古の加工方法の1つで、古代中国のロクロが発祥といわれています。平面状あるいは円筒状の金属板を回転させながら、へらと呼ばれる棒を押し当てて少しずつ変形させていく加工方法で、スピニング加工ともいわれ、板厚を一定にしながら変形させる絞り加工の1種でもあります。このスピニング加工は職人の熟練度によってかなりの技術の差があり、へらに伝わる感触で素材の変形状態を確認し、へらに加える力を加減しながら加工する必要があります。                  
 現代においても、手動の絞り旋盤から油圧スピニングマシン、テンプレート制御機を経て、今日のプレイバックCNC制御重負荷スピニングマシンへとコンピューター化へ発展し、実用的で経済的かつ精密加工が可能な技術として重用されております。
 雄型のみで加工を行う事ができ短時間で作れるので多品種少量生産に適しており、その用途は試作品や少量生産品という限られたものから、大量生産などの新しい分野に拡大しつつあります。しかし、加工条件の設定などにおいては熟練工の存在は不可欠であります。
 へら絞りは、鍋、やかん、鈴、擬宝珠などの加工に用いられてきました。量産型の高いプレス加工に取って代わられた分野も多いのですが、航空機のノーズコーン、宇宙ロケットのペイロードフェアリング、パラボナアンテナなどの大型製品や、少量生産品、高精度製品の加工は依然として用いられています。

●ヘラ絞り加工の特長
・加工の変更が容易
・製品の数量、公差、容量などに対して自由に対応できます。
・CNCを用いた全自動スピニングマシンも出てきており、厳しい公差と安定した品質で大量生産が可能。
・ヘラ絞りを他の製造技術と組み合わせる事が出来ます。

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